はじめまして

はじめまして。愛知県一宮市の「ぴあのスクールかとう」主宰の加藤栄子と申します。私がピアノを教えるに至った経緯をお話させてください。
「何を考えて弾いたの?」
 私は4歳でオルガンを始めました。その教室にはオルガンの隣にピアノが置かれ、ピアノを習っている人達もいました。そのピアノの音色に魅せられ、6歳の時にピアノを習い始めました。ピアノは大好きでした。
 中学2年の時に音楽高校への進学を希望し、ピアノ教室を替わりました。新しい先生の初めてのレッスン、私は張り切ってピアノを弾きました。エチュードを弾き終わった時に先生が優しくおっしゃいました。「何を考えて弾いたの?」予期していなかった質問に私は戸惑いました。「 間違えないように弾こうと……」小さな声で、思いついたありきたりの事を言いました。2曲目バッハ。「何を考えて弾いの?」3曲目ベートーベン。「何を考えて弾いたの?」「…。 」思いつく言葉はありませんでした。当時を振り返って、今お答えするとしたらこうでしょう。「何も考えていませんでした。」
 帰りの電車の中で、ピアノを習い始めてからそれまでのことをずっと考えました。「私は指の運動をしていたに過ぎなかった。」そう思わずにはいられませんでした。
 その先生に師事して、基礎からピアノを学び直しました。技術的なことは勿論、歌うように呼吸するようにピアノを弾くこと、気持ちを音に乗せること。中学生だからできた?いえいえ、もっと小さい頃からできます。それを教えたくて…現在に至ります。
「感性」ってなに?
 芸術は人生を豊かなものにし、時に人生を助けてくれます。感性一音楽や絵画、文学といった芸術分野においてよく使われる言葉ですが、そういった分野に携わらなければ必要ないものでしょうか?答えはノーです。感性とは文字通り感じる力です。人間が人間として生きていくために必要な力です。 昨今、人間性が問われるようないじめが深刻化しています。核家族化、学歴偏重社会のストレスなどさまざまな要因がありましょうが、いじめる側の感性の欠如が原因の1つにあるという先生もみえます。いじめられる側の気持ちを感じることができないというのです。感性を育てられずに身体だけ成長してしまった、そういう意味ではいじめる側の子供もかわいそうだといえるかもしれません。人間として重要な栄養を与えられなかったのですから。
 人生の楽しみを増やすためにも、社会の中で生きていくにも、音楽を楽しむことは有益だと思います精神的に満たされた人間がたくさんの社会になってほしい、そう願っています。

 

講師紹介

愛知県名古屋市に生まれる。
幼少期に一宮市に転居。のどかな田園風景の中で、おおらかに育つ。
名古屋市立菊里高校音楽科 卒業
お茶の水女子大学音楽教育学科 卒業
大学卒業後、総合職として一般企業に就職、社会の「いろは」を学ぶ。
その後、一宮市に戻り、結婚、ピアノ教室を開く。
ピティナ指導者検定全級合格、ピティナ指導者会員
ピアノdeクボタメソッド認定講師
         脳の発達が著しい2歳~の育脳メソッドです。ピアノを使って、前頭前野を鍛え、地頭のいい子を育てます。
                                 https://piano-kubota.jp/
ピアノゆうゆう塾エグゼクティブ認定講師一宮支部長
   大人のための脳トレピアノ、脳トレピアノKids認定講師 https://pianoyuyu.jp
脱力フィンガートレーニングDFT認定講師
          身体や手の構造を意識して、美しい音を奏でる指導法です。https://chikako.club