「日本はピアノを習い始める子供の数も世界一なら、ピアノが嫌いになってやめる子供も世界一だといわれています(江口寿子・著「はじめまして ピアノ」より引用)。
やめた日以来、ピアノの蓋が開くことがないということも。日本の子供は世界一飽きっぽいのでしょうか?そうではありません。子供の心理、成長に合わない無理な教え込みが原因だと私は思います。リズム感、音感、読譜能力、ピアノを弾くにはいろいろな能力が必要ですが、子供に与える課題の順番を間違えていくと、とてもわかりづらく、苦しみを生むことになります。 先に楽しみがあるから最初は苦しくても仕方がない、というのは大人でも耐えられないですね。
いつかはピアノを習うことを辞める日が必ず訪れます。しかし、その後でも時にはピアノに触れ、音楽を楽しむことができる、そんな人生にしていただけるよう、カリキュラムや日々のレッスンの進め方を研究しています。